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現役貿易事務が使う英文メールは?実際のやりとりメールを公開!

みなさんこんにちは、ふみです!

 

さて今回は貿易実務の英文メールについてお話ししようと思います。

 

貿易実務検定などに登場する単語や英文レターなどをよくみる方は多いかと思います。

かなり難しい表現などが使われていますが、実際はどのようなメール内容がやり取りされているか気になるかたもいると思いますので、今日は実務での英文メールをご紹介しようと思います!

 

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では今回お話しする内容はこちらです!

  

  1. 見積もり時のメールのやり取り
  2. 輸出者とフォワーダーのメールのやり取り
  3. 出荷のときのメールやり取り
  4. おまけ

 

では早速メールを紹介する前に一つだけお伝えしたい事があります。

 

私は主にアジア圏の方と連絡を取り合っています。なので基本的にはネイティブの方と会話やメールのやり取りをする事がなく、中国や東南アジアの方と連絡しているためこれから紹介するメールに違和感がある方もいるかもしれません。

 

(※私、ふみのメールは結構適当です笑)

 

ですが、共通語は英語なので毎日英語で会話やメール、チャットをしております。

少し不自然な部分もあるかとは思いますがそこだけご了承いただければと思います。

 

では早速見てみましょう。

 

見積もり時のメールのやり取り

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見積もりをとるという作業はほぼ毎日行う仕事の一つです。

私の会社では、雑貨品や日用品などまた何かのイベントのグッズなども製作しています。日本のお客さんからの要望を営業経由で聞き、その商品の見積もりを弊社は主に中国で生産していますので、海外工場にその情報を伝えて見積もりをお願いするんですね。

 

では私が送った工場へのメールをご紹介します。

 

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(こちらは返信メール)

 

これは私が工場に送った見積もり依頼のメールです。

ある商品を見積もるためにその商品を作る事が得意な工場にお見積もりを依頼したんですね。ここでは亜鉛合金製のキーホルダーを依頼しました。

 

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※ 参考画像

亜鉛合金製 = 重たいキーホルダー笑 

 

ここでメールの内容のこの部分をみてみましょう。

見積もりは商品名、数量、梱包方法やデザインなどの情報を相手に伝えて

見積もりしてもらうんですね。

 

このメール内容はそれぞれ箇条書きで分けてありますが、

細かいようで細かくはありません。

 

この会社とは元々、EXW条件で何回も似たような商品を取引をしている会社なので見積もりをとるときもお互い共有済みの部分は省略し、簡易的になる傾向があります。

 

ですが、最初に見積もりをとるときや慣れていない時は省略せずに、インコタームズや全ての商品の詳細な情報を載せる必要がありますので覚えておきましょう。

 

これをみてもらうとわかるように、 簡単な英語、且つ相手にわかりやすいように箇条書きで書く事が多いです。また難しい英語を使うということもほとんどありません。

 

貿易実務検定ではこのような文章の問題がありますよね。

 

we areprepared to accept your order this time at the price quoted six months ago, but cannot gurantee that it will remain in effect for futher order 

6ヶ月前に見積もった価格で貴社の今回の注文を受ける用意はありますが、今後のオーダーに関してはその価格ができるかは保証できません。

 

このようにかしこまったメールをたまに送ってくる方もいますが、基本的にはもっと砕けた英語を使う事が多いんですね。

 

 

2、輸出者とフォワーダーのメールのやり取り

 

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次に輸出者とフォワーダーさんのメールのやり取りをみていきましょう。

私は日本のフォワーダーさんとやり取りをしているので、日本語のメールしかありませんが、ここでは輸出者さんとフォワーダーさんのやり取りのメールを一部ご紹介します。

 

これがフォワーダーさんのメールです。

 

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これが輸出者のメールです。

 

 

これは、輸出者さんがフォワーダーさんにB/Lをtelex relesedするために送ったメールです。 

 

内容はテレックスリリースの書類を送ったので確認してください。

よろしくお願いします。

 

 

というとてもシンプルな内容です。

 

B/Lをテレックスリリースするというのは、B/Lの原本ではなく、B/Lのコピーを提示するだけで貨物が受け取れるように、輸出者からフォワーダーさんへ手続きをすることです。サレンダーとも言われるものですね。

 

本来はB/Lの原本がないと貨物を受け取ることはできないのですが、今は簡易的手続きにできるようにこのような手続きが可能になっているんですね。

 

これは、これに限らず船のブッキングやそのほかの書類の手続きも実際はこのような短文なやり取りがパッパっと続く事が多いんですね。

 

さらに今はメールではなくチャットアプリで、船のブッキングなどもできてしまう時代です。この船を予約したいです。書類添付します。のような簡易的な会話で成立してしまうのですね。

 

 

 

ちなみに貿易実務検定ではこのような文章が問題で出てきますよね。

 

we are pleased to inform you that the delivery has been completed today as per your shipping instructions. The cargo is scheduled to land kobe aroubd August 10th.

引き渡し船積み指示通り完了したので連絡します。

貨物は神戸港に8/10頃の到着予定です。

 

かなり堅苦しいですね。しかし文法的にもしっかりしており間違いがないので誤解も生まれにくいのが、正しい英語を書くところのいいところです。

 

 

 

3、出荷の際のメールのやり取り

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さて最後に、出荷の際のメールのやり取りについてお話しいたします。

 

これがふみが送ったメールです。

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これが工場側からのメールです。
 

商品を出荷してもらう時も、いつ出荷できるのかやどの船に載せるのかをメールもしくはチャットアプリで連絡します。

 

ここでもかなり短文です。

 

一番重要なのは、長々と文章を書かない事です。相手が読みにくい内容だったりわかりにくい表現を使うのはできるだけ避ける事が実務では必要です。

 

これはテストではありませんので、だらだらとするのではなく端的にできるだけ短文にまとめ、テキパキとやり取りをする事が大切です。

 

このメールの内容はそろそろ貨物を出荷してくれますか?

 

という内容に対して、

 

工場側からはこの船でブッキングしますね。

 

と船の情報が書かれた内容になっています。

 

長い文章にはほとんどならず、このようなすっきりとしたやり取りになる事が多いんですね。

 

  

おまけ

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最後におまけです。

これは、香港のデモが日本のニュースでも流れた時に心配して香港の取引先に送ったメールの返信です。

 

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ネットのニュースなどでも頻繁に流れていたため、連絡を入れると、「私たちは大丈夫です。ありがとうございます。」という連絡が返ってきたのでとても安心したメールです。

 

このようにコミュニケーションを円滑するためにも定期的に連絡を入れたり、とても心配になる事があれば直接安否を確認したりすることも多いです。

 

貿易実務以外のことでも連絡を入れることもあるんですね。

 

ビジネス以外でのメールも弊社ではよく取り入れていて、誕生日おめでとうメールや日本ではこんなアニメとゲームが流行っているよなど、日常的な会話もする事が多く、それも仲良くなるためにはとても必要な事なんですね。

 

 

以上、今回は貿易実務上でのメール内容をご紹介致しました。

ここではテストに出てくるような、難しい単語や文法は使わずむしろ文法も崩れたブロークンな英語のやり取りが多いです。

 

私も英語能力はそんなに高くありませんが、特に恥ずかしいこともなくお見せしてしまします。

 

一番重要なのは相手にわかるように伝えることです。

 

それと日常的な会話もコミュニケーションを円滑にするため時には必要です。必ずしなくてはいけないものではないので、自然と行えるようにできたらいいですね。

 

では今回は実際の貿易実務の英文メールについての記事でした。

ご参考になればとても嬉しいです。

 

 

ではでは、この辺で。 

 

出典元 :   

亜鉛合金のキーホルダーの画像や英文レターは下記のサイト様からお借りしました!

ありがとうございます!

「砥石」と「研削・研磨」の総合サイト様

https://www.toishi.info/email/po_sample.html

8Seasons 様 亜鉛合金 写真入りキーホルダー&キーリング ミックスアソート ハート

https://jp.8seasons.com/zinc-based-alloy-picture-photo-frame-keychain-keyring-at-random-heart-105cm-x-45cm-1-piece-p-125643.html



 

 

送金の種類 T/T M/T D/Dとは?為替先物取引 通貨オプションをわかりやすく解説!

みなさん、こんにちは!ふみです。

 

さて今回は海外にお金を支払うときの送金方法についてお話ししていきます。

 

海外にお金を支払うときはいつも緊張しますよね。金額が間違っていないかやレートで損していないか、また支払い方法よっては手数料が高いものまでありますよね。

 

前回はL/Cについての支払い方法を少しだけ説明しましたが、お金を海外に送る方法hあまだまだあるんですね。

 

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今日はそんな送金でのお支払いについてお伝えしていきます。

さて今回お話しする内容はこちらです。

 

送金の種類

1、T/T

2、普通送金

3、小切手

為替リスク変動の回避方法を簡単に!

1、為替先物取引とは?

2、通貨オプションとは?

  

今回は送金の種類とその送金するに当たって

企業はどのように為替の変動リスクを回避するのかをお伝えしていけたらと思います。

 

お金を海外に送るときは、円高と円安が大きく関わってきますよね。

 

どちらかに傾くことによって損したり得したりと、海外と仕事をするときはいつもナーバスになってしまいます。

 

どのように企業はお金を送っているのでしょうか。

早速見ていきましょう。

 

 

1、電信送金 T/T(Telegraphic transfer)

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これはとても一般的な送金方法です。簡単に言えば、自分の銀行から相手の銀行にお金を振り込んだり、お金を受け取ったりする方法です。

 

会社ですとパソコンからインターネット経由でお金を振り込むことが多いです。

 

 

弊社でもほとんどこのT/Tで取引先の会社の銀行へお金を送っています。この方法はとても簡単なのですが、もちろんデメリットもありますので注意が必要です。

 

まずT/Tのメリットは簡単に相手にお金を送れることです。

 

L/Cや他の方法は手続きに時間がかかり、場合によっては手数料も何万も取られるという事もありますが、T/Tは比較的に安い手数料で簡単にお金を送金できます。

 

さらにT/Tは基本的に相手の銀行に2,3日くらいで入金されますし、緊急の場合は少し手数料が高いですが翌日振り込みも可能なんですね。

 

T/Tのデメリットは、主に信用できる会社とでしかやり取りができません。

 

輸入の場合、L/C決済であれば確実に荷物が輸送されるという確約を作ってからお金を送るので安心して決済できますが、T/Tは銀行が仲介してくれるものではなく、輸入者と輸出者の当事者のみで決済が行われるため、荷物を絶対に送ってくれるという確約を作ることができません。

 

送金したものの、荷物が届かないということもあるんですね。

 

このような事例も発生しており、詐欺も多いのがこのT/Tの特徴です。

最近ではしっかり取引相手の会社情報を集めればそんなことは滅多にありませんが、このようなこの事も起こる場合があるので注意しましょう。

 

T/Tは基本的にコルレス契約をしている大手の銀行経由で行われます。

 

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インターネットもしくはFAXでを申請し、振込に依頼をします。こちらの口座情報と相手先の口座情報など入力すれば簡単に申請が可能なんですね。ちなみに手数料は、3000~5000円くらいで銀行によって違いますので覚えておきましょう。

 

 

2、普通送金(郵便付替) M/T (Mail Transfer)

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次に普通送金についてお話しいたします。これはT/Tと似ていますが、郵便という方法でお金の受け渡しを行う方法です。国際送金を扱っている郵便局で普通送金をしたいと申し出ると、送りたいお金の金額+手数料 (大体3000円)で普通為替証書というものを貰うことができます。

 

このような証書に相手先の情報を書き、その受取人に直接郵送します。

 

これを受け取った受取人が国内の郵便局で換金できるという仕組みになっているんですね。

 

この普通送金(郵便付替)は小切手送金と少し似ています。国内での取引では小切手でのやり取りを表すことが多いですが、外国為替ではこの証書のやり取りで行う送金方法を普通送金と言うんですね。

 

この郵便付替と言う言葉が日本語だと逆にわかりにくいかと思います。

 

この郵便付替は英語でMail Transferと言います。Mailは証書のことでtransferは転送と言う意味ですね。なので、この普通送金はこの証書を転送するやり取りのことですよと覚えておきましょう。

 

ちなみにこの方法は昔は手数料が安いと言うことで、利用している方もいましたが、受取人の方が郵便局に行くのが手間だったり、今ではT/Tの方が手数料が安かったり、銀行自体この証書を扱っていない事も多いので、実務ではほとんど使うことがありません。

 

3、小切手 (D/D) Demand Draft

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最後に小切手です。小切手は最初から申し上げると、ほとんど実務では使うことはありません。簡単に流れを説明すると、国内の取引の際に銀行に小切手の発行を依頼すると、その銀行から、小切手がもらえます。その小切手を受取人に送って、その小切手を受取人から指定の銀行に見せるとお金を受け取れる仕組みです。

 

先ほどの普通送金と似ていますね。

 

お金を受け取る申請は小切手を当人同士でやり取りしているんです。ですが最近ではこの方法はあんまり使われることが少ないんですね。

 

私の会社ではアメリカと一度取引をした時に使用されたことがありましたが、手数料が高いというのとお金を受け取るまで、直接銀行にいかなければいけなかったので、手続きが面倒でした。

 

アメリカは小切手文化があるのでこの方法を使用したのだとは思いますが、契約はT/Tだったので実際困惑した経験があります。

 

このように送金の種類は主に三種類に分けられますが、ほとんどT/Tと言うネット経由の送金方法を使うことが多いんですね。これからもどんどんインターネットの時代になっていくと思います。

 

さて次に、お金を支払う時に気になる為替レートの変動ですが、海外とやり取りをしていると支払い時にとても敏感になりますよね。

 

ドルで支払う時にちょうど$1=100円の時があれば、1$=95円、もしくは110円の時もありますよね。支払い時に円高であれば得ですが、円安だったら少し損をしてしまうのが国際送金の厄介なところです。

 

 

そんな不安定なレートのリスクを回避するための方法が二種類ありますので

こちらもわかりやすく説明いたしますね。

 

 

1、為替先物取引

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まず1つ目が為替先物取引です。

 

これは簡単に言うと、これからのレートの上がり下がりが不安定だから先に通貨を買っておこうと言う考えです。

 

レートが上がるか下がるかは予想ができたとしてもこの先どうなるかは誰にもわかりませんよね。なので、ある程度、特定の外貨を使う予定があるから、定期的にその通貨を買うと言う約束の変わりに、比較的安定したレートで通貨を買うことができる方法です。

 

基本的にこれは銀行と契約をして買うことができます。

 

 

例えば、外国からものを仕入れをしている場合はもちろん支払う時は円高がいいですよね。100万円の品物を1$=90円で仕入れられたら単純に10万円も得をするからです。

 

今は若干の円高気味の円安ですが、これから1$=130円になる可能性も十分にあります。そんな不安定なレートに振り回されるのは嫌なので、定期的に外貨を購入すると言う約束の変わりに、銀行から110円台のレートで外貨を買うことができるんです。

 

これであればいきなりレートが1$=130円になっても110円のレートで通貨を買うことでき、海外に支払いができるんですね。

 

もちろんこの先いきなり円高になる可能性もありますが、これは誰にも予想ができないものです。あくまでも安定したレートを使用することができる方法でこれが為替先物取引と言う貿易業には欠かせないリスクヘッジのやり方の1つなんですね。

 

そのほか、この取引には注意点があります。例えばアメリカドル50000ドル日本でいうと約525万円(105遠計算)を購入する予定を立てたとしましょう。

 

これを先物取引で買う契約をした場合、途中で買う事を止めると言うことができません。一度買ったら絶対に買った分を消化しないといけないのがこの取引のデメリットです。なのでいきなり会社の資金がないから買えなくなった。。

 

と言うことができないんですね。

 

会社自体に安定した収入があったり、ある程度余裕のある資金を持っている会社さんならいいですが、資金繰りに苦労されている会社さんにはお勧めしません。

 

この商品を購入したのが原因で倒産に追い込まれているところも跡を立ちませんので、もしこの取引を行う時は慎重に行いましょう。

 

 

2、通貨オプション

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さて次に通貨オプションです。

 

最近はこの方法で為替の変動リスクを回避している会社さんも多くなっています。

 

 

この通貨オプションというのは、購入する外貨と手数料(オプション料)を払うことで自分たちの都合のいいように、通貨を売ったり買ったりすることができる方法です。

 

こちらも特定の銀行さんで契約することが可能です。

 

例えば、1ヶ月後に何らかの理由でアメリカドルを確保したいとします。

アメリカドルを先に現在のレート120円+手数料(2円くらい)で買うとしましょう。

 

1ヵ月後の為替レートが130円になりました。その場合、1ヶ月前にレート120円でアメリカドルを買っているので、ここで買う宣言をすれば、アメリカドルを130円で買う必要がなく120円でアメリカドルを買うことができます。

 

これにより、円安によって損をしなくて済むことになるんですね。

 

またもし1ヶ月後に110円になってしまっても手数料は戻ってきませんが、買わないという選択をとることもできます。自分が買った時より市場の方が安くなっていればこの通貨オプションを使用せず、市場の為替レートでドルを買えばOKということになるんですね。

これが通貨オプションというリスクヘッジの方法です。先ほどの先物取引は一度買う。と決めたら取り消しが聞きませんが、この取引は買う権利もあればそれを放棄する権利もあるとても便利な方法なんですね。

 

デメリットといえば手数料が取られるというところです。放棄したら手数料は戻ってこないので、買った額の金額が大きければ大きいほど、損をすることになってしまいますので、何度も何度も通過オプションを利用した挙句放棄するととてももったいないですね。

 

ちなみに弊社では、この通貨オプションはほとんど利用しません。

 

貿易業をしている場合はある程度のレートの変動は仕方がありませんので、少しのリスクも貿易の仕事をする上では受け入れることが大事だからです。その分、たくさんいいアイディアや取り組みをして楽しく利益を出す事を考えましょう。

 

 

以上、送金方法の種類と、為替変動のリスクの回避方法についてご説明いたしました。

お金のやりとりはとても緊張しますよね。しっかりと事前に勉強しながら実践していきましょう。

 

では今回は送金方法の種類と為替変動の回避方法についてでした。

ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではではこの辺で。

 

画像は下記のサイトさまから拝借しました。 ありがとうございます! Many thanks!

三井住友信託銀行 様

外国送金依頼書

外国送金依頼書 | 三井住友信託銀行株式会社

softbank 様 普通為替証書の換金方法

普通為替証書の換金方法|ソフトバンク光キャッシュバックキャンペーン

Checks.com 様

https://www.checks.com/

 

 

 

 

貿易事務のイレギュラー対応について!船が遅れた!生産が遅れたらどう対処する!?

皆さんこんにちは、ふみです!

 

今回の動画は貿易実務をしている上でイレギュラーが発生した場合、どう対処していくのかということについてお話ししていきます。

 

貿易事務は海外と仕事しているので、取引先の国事情や文化に振り回されたりすることがしょっちゅうあるんですね。

なので今回はメーカー貿易事務のよくあるイレギュラーに対しての傾向と対策についてお伝えしていきます。良くあるイレギュラーはもはやイレギュラーではないのかもしれませんが、私が行う対処法を皆さんへお教えしたいと思います。

 

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では今回お話しする内容はこちらです!

  

1. 納期遅れに対する対処法
船が遅れたら
生産が遅れたら


2. 生産・不良品に対する対処法
量産品が指示通りでない場合
届いた商品が不良品だった場合 

 

基本的に、貿易事務員の最大の敵は「納期遅れと不良品」です。

 

この2つはいろいろな要因が何度も重なって起こる事が多く、しかも海外ではいつも毎回びっくりするような事が起きるので、毎日新しい発見があるんですね。

 

その時その時で対応しなければいけないのが貿易事務員の仕事ですので、今日はこの2つについて詳しくお話ししていきたいと思います。

 

では早速みていきましょう。

 

 

1、船が遅れたら

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本船遅延は、とても良くある事ですね。船は大体遅れると思っていいでしょう。

 

船が遅れる場合は、大抵の場合は天候のせいが多いですがそのほかだと、港の混雑状況、船の事故や故障、累積遅延などがあります。

 

船が遅れると、天気を良くしたり、奇跡的に問題が解決して船が早く進まない限りどうしようもないのですが、この場合の対処方法は船が着いたときに何をするかを考える必要があります。

 

船が遅れた場合、まずフォワーダーさんに通関やトラックの手配を頼んでいる場合は、できるだけ早められるかを交渉してみましょう。

 

もしかしたら、予約されていた他社用のトラックがキャンセルされている場合があったり、通関手配も早まる可能性があります。

実際はなかなか、通関作業が早まったりトラックが空いていると言うことは少ないのですがダメもとで交渉してみる価値はありますのでお願いをする事は多いんですね。

 

基本的には余裕を持った納期をとる事が一番いいのですがお客さんのために商売をしていると、お客さんからの要望をどうしても飲まなければいけない時がありますよね。

本当はあまりなんでもできるという表現は避けたいですし、お客さんにもものづくりには時間がかかるという事を理解して欲しいのが一番ですが実際問題難しいですよね。

 

フォワーダーさんに頼んでみても無理そうでしたら諦めるしかありませんが、

その他の対処方法として荷主としてできる事は自社で通関作業及びトラック手配をする方法があります。

 

フォワーダーさんには途中までやって貰って大変申し訳ないですが、緊急の場合は船が到着したあとのことを自社で全てやる事も可能なんですね。

 

船が着いたらまず行うことは通関作業です。通関は必要書類があれば自ら指定の税関へ赴き、自分たちで自社製品を通関する事もできます。

 

こちらは特に通関士の資格もなく、誰でも行う事ができるんですね。

 

また通関が終わって倉庫から商品を持ってくる事も特定の運送会社さんをスポットで依頼し、ドライバーさんとトラックを手配する事もできます。

 

貨物の引き取り時にドライバーさんとトラックが空いていれば、貨物を取りに行ってくれる事もできるんですね。

 

フォワーダーさんに頼む場合は通関に少し時間がかかってしまったり、またトラックも時期や状況によってすぐに手配できない事もありますが、自社で通関する場合は当日の1,2時間で通関は終了し、また運送会社さんのトラックに空きがあれば当日の引き取り手配も可能になります。

 

ちなみに、トラックの料金はフォワーダーさん経由より1.5割増しくらいにはなりますので注意が必要です。こうすることにより、いつもより早めに貨物を受けとることは可能なんですね。

 

ですがこれは少しフォワーダーさんに失礼な行動になってしまいますので、あくまでも緊急時の場合です。どうしてもという以外は極力フォワーダーさん経由での手配はドアドアでお任せしましょう。

 

 

2、工場の納期が遅れたら

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次に工場自体の納期が遅れる場合です。他国では日本ではありえない事がとても良く起こります。

 

例えば、田舎の工場で工員の人たちが稲刈りの時期だからしばらく生産が止まるとか、工員さんたちがデモに参加していて生産が進まないとか、国のお祭りで戻ってこないとか、何もないのに、なぜか工員さんたちがこないなど。

 

発展途上国ではこのような事が良く起こるんですね。

 

こういう場合は、早くしてくれと頼んでもなかなかやってくれないし、窓口の人もきっとどうする事もできないでしょう。しっかりとした契約を結んでいても平気で約束を破る事が起こるのが海外なんですね。

 

その場合の対処方法は、お金を支払わないと担当者に伝える事です。

 

これが一番良く効きます。

 

これでは契約と違う!と連絡する且つ、そのような商品は求めていないから契約自体なかったことにします、なのでキャンセルしてくださいと言うと意外とやってくれたりもします。

 

なぜなら、ここまでやって生産をキャンセルされたら向こうも大幅なロスになってしまいますね。

 

部材を用意して生産して人件費を払って結局キャンセルになったら工場は大変です。

 

実際そんなことはしないですが、契約と違うと言うことをはっきりといい、これでは支払いができないと誠意を持って伝えると、窓口の方は工場長と相談してみます。

 

と連絡をとってくれる事もあります。実際向こうが悪いのだから納期に間に合わせることは当たり前なのですが日本とは違うんだと頭に入れて、感情的にならず冷静に対処する事がとても重要なんですね。

 

また、生産が終わってもまだ納期に間に合うのが厳しいようでしたら、少し高いですが全量ではなく少しでも航空便で輸入する方法もあります。もし少しの商品でもいいのであれば30カートンのうち、5カートンだけを先にエアで送るなど臨機応変に対応してみるのも一つの手ですね。

 

そして、さらに他の会社で商品を生産して出荷時期が近ければ、その会社に荷物を送って一緒にコンテナの中に入れて輸出すると言う手があります。

 

船積書類も少し書き加えなければいけませんが、少量の貨物、またその会社がその貨物の輸出に対して問題がなければ工場も快く出荷してくれる事も多いです。

 

これは出荷時期が被らなければうまくできませんがいろんな方向にアンテナを伸ばしておけば気付ける事も多いので目を凝らして仕事をしてみるのがおすすめです。

 

またさらに日本に貨物が到着した時、もし運転できるのであれば、自社へ到着後お客さんへそのまま自分の足で納品する事もできますのでいろんな可能性を考えてみるのが大事です。

 

納期遅れが貿易事務をしている上で一番避けたい事ですよね。

上記の事はできるだけ、免れたい事例ですので余裕のある納期管理を心がけましょう。

 

次に生産時に良く起こるイレギュラーについてお話しいたします。

 

 

1、量産品が指示通りに作られていない

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量産品がお互い納得したサンプル通りに作られていない事が、生産途中で発覚する事があります。それは生産ラインを確認するときに、写真を送ってもらったりするときに気づく事が多いです。

 

写真を送ってもらうと、量産品が最終サンプルと違うと言う事が良くあります。

 

そういった場合、生産途中でいきなりやり直し!となるのも工場の人たちは納得する事があまりなく、なんだかんだで言い訳をしてその生産押し通そうとしてきます。

 

こう言う場合は、一番仲のいいビジネスパートナーに協力してもらいましょう。

 

私の取引先は中国がメインで、中国には仲のいいビジネスパートナーが数人います。

 

多少の人件費はかかりますが、その人をその工場へ派遣することによって交渉する力がグンと上がります。同じ国の人同士はお互いに話し合いやすいですし、性格もわかっていますので、できるだけいい方向に進ませる事が可能なんですね。

 

なので、できるだけ協力工場の方とは仲良くしておくのがベストです!WechatやQQ、など今はSNSで気軽に連絡を取れますので、できるだけ連絡をまめにしておきましょう。人によっては電話してあげるとか、いつもお世話になっているからやってあげるよ!と快く引き受けてくれる事も多いんですね。

 

 

2、届いた商品が不良品だった

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届いた商品に不良が出てしまった場合は、どんな契約を最初にかわしているかにもよりますが、不良が大量に出た場合は相手側に作り直しの要求をする事も可能です。

 

どうしても作り直しを渋ってくる相手もいますが、不良の画像をメールで送ったり、実際に着払いで不良品を向こうに送ると、ある程度は作り直してくれる事があります。

仕方ないと言う気持ちを押し殺して、これはビジネス上の取引なんだと毅然な態度で相手にものおうじせず、コミュニケーションをとりましょう。

 

また弊社では基本的に2%以上の不良が出た場合は、作り直しをするのが基本となっているので、生産前にお互いに不良が出たらどうするかを確認しておく必要があります。

 

一番いいのは、不良が出ることを見越して多めにオーダーをしておくことです。利益など会社と確認する必要がありますので、慎重にいくつ発注するかを確認しておきましょう。

 

以上、今回は納期遅れや不良品に対する対処方法をご説明いたしました。

 

一番重要なのは、イレギュラーが発生する事も考えて先回りをして手を打っておく事です。 何が起こるのかがわからないのが海外なので毎日経験を積みながら、臨機応変に対応できる力を身につけておきましょう!

 

では今回はイレギュラー対応についてでした。

ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではではこの辺で。

輸入貿易の流れ その2 モノ・カミ・カネの流れとは?

 

みなさん、こんにちはふみです!

 

前回は、輸入貿易の流れその1ということで、シンプルに貿易の流れを3つに分けて全体的な貿易の仕組みをご説明しました!前回は船積み書類、B/Lまでもらって終わりましたね。今日は最後までの流れということで貨物の引き取りまで見ていこうと思います!さて日本側ではどのような流れになるのでしょうか。

 

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では今回、お話しする内容はこちらです。

 

1、船積書類を受け取り後

1. A/N の受け取り

2. フォワーダーさんへ通関依頼 

3 B/Lは船会社、D/Oはフォワーダーへ

4. 輸入許可 

5. トラックで納品  

 

貨物を出荷した後はカミとモノの流れしかありません。

金のやり取りはもうないんですね。

 

ではまたここで登場人物をご紹介しましょう。

 

株式会社ふみ

フォワーダー

船会社

税関

倉庫

 

 こちらの5社でご説明させていただきます!

早速見ていきましょう😊

 

1. A/N の受け取り

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さて、コンテナに乗せてきた貨物が中国からやってきました。すると船が到着する前か、当日に船会社さんからあなたの貨物が到着しますよ〜という案内書のA/Nをもらいます。

 

このアライバルノティスには、船の情報、受取人や発送人、貨物の情報と、船の運賃などの明細が書かれています。アライバルのティスの内容はB/Lとほぼ似ているのですが、船の運賃や港でかかる諸費用が書かれているので、この書類は船会社さんにとっての請求書にもなるんですね。

船の費用についてこれが高いのか安いのかまた相場通りなのかを考えるのも貿易事務員の重要な仕事です。フォワーダーさんへ提出する前にどのくらいの諸費用が自分たちの貨物にかかっているかを確認して、輸送費用を実感するのも大事ですね。

 

 

2. フォワーダーさんへ通関依頼 

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A/Nを受け取ったら、その1で銀行経由でもらったパンダincからの船積書類を全てチェックしてフォワーダーさんへ送ります。これらの書類を送ることで、フォワーダーさんへ通関という、外国からやってくる荷物を日本に入れてもいいかどうかの検査を委託することになるんですね。

通関は外国からくる貨物には絶対必要なモノなので避けて通ることはできません。貿易事務員にとってのこの作業はメインイベントの1つなのでしっかりと内容を把握しておくことが大事です。

 

3. B/Lは船会社、D/Oはフォワーダーへ 

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B/Lを株式会社ふみからもらったフォワーダーさんは、早速B/Lを船会社へ送ります。そうすると荷渡し指図書(D/O)をもらうことができるんですね。

この荷渡指図書というのは荷渡し指図書はいわゆる貨物の引換券です。

内容はB/LやA/Nなどに書いてあることととてもよく似ていて、船情報や貨物の情報などが書いてありますが、この荷渡指図書(D/O)はどこの港の倉庫に貨物が保管してあるかや貨物を出庫する際に必要な番号など倉庫さんが管理しやすい内容をメインに作られている書類なんですね。

 

実はB/Lと引き換えにモノを受け取るということをこのチャンネルでもお伝えしましたが、実際はそのB/Lを船会社さんに渡してもらうD/Oで貨物を受け取ることができます。

 

フォワーダーさん経由での輸入だと、荷主からしたらB/Lをフォワーダーさんに渡すことで荷物を受け取ることになりますよね。そういった意味では荷主にとってはB/Lで貨物が引き取れるという解釈になります。

ですが実際はフォワーダーさんがB/Lを船会社さんへ渡すことでD/Oがもらえるんですね。また実務では貨物をもらう際には船会社さんへお金(搬出料)を支払う必要がありますのでそれも覚えておきましょう。

 

重ねて申し上げますが、このD/Oを倉庫さんへ渡すことで荷物が受け取れる仕組みになっており、B/Lでモノが受け取れるのは荷主サイドの考え方なので、ここではD/Oで直接モノが受け取れるということを覚えておきましょう。

 

 

4. 輸入許可 

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フォワーダーさんに送った書類は全て貨物を通関するために税関へ提出されます。

ここでは以前出した動画でもお話ししたように、フォワーダーさん経由で貨物の情報を税関へ流すんですね。税関へはこのような商品を輸入します、日本への輸入許可をください。と、商品の説明、用途、素材の情報を伝えて輸入することを許可してもらいます。

この許可は商品にもよりますが大体1,2時間ほどで終わります。許可が下りれば、税関から輸入許可書がもらえます。この許可書がないと貨物を受け取ることができないんですね。

 

5.D/O、輸入許可書を船会社の倉庫へ 

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D/O、荷渡し指図書はいわゆる貨物の引換券でしたね。また、フォワーダーさん経由での通関が終わり、無事に税関からこの貨物を日本に輸入してもいいですよとなると輸入許可書ももらえましたね。これで書類全てが揃いました。

この許可書とD/Oを自分たちの荷物が置いてある倉庫のオペレーターさんへ渡すと貨物を受け取ることができます。

倉庫では、搬出料や必要であればその他諸費用を払わなければ貨物を出庫できません。これに関してはフォワーダーさんが上手に処理してくれるので、フォワーダーさん経由の輸入は荷主からしたらとても楽ちんというわけなんですね。

 

6. トラックで納品 

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最後にトラックで貨物を運ぶ手配をします。これもフォワーダーさんがやってくれるので、お任せしてしまいましょう。

トラックも2t車、10t車、ドレージなどがあり、貨物の物量やどのようにモノが運ばれてきたかによって違います。20ft、40ftで輸入してきたのならドレージで手配されますが、LCLなどの小口貨物できた際はどの大きさのトラックで手配されるかを確認してみましょう。時期や場合によってはチャーター便になる可能性もあるので、フォワーダーさんとよく確認してみましょう。

 

以上で輸入の流れの全体が終了です。

 

こでの主な流れはフォワーダーさんと船会社のやりとりが重要です。そしてたくさんの 「カミ」が出てきましたね。

前回の動画の輸入貿易の流れと合わせると、一番多く行われているのはこの「カミ」の流れなのです。異国間での貿易はいろんな種類の書類が必要になるんですね。

 

今回は2つの動画で、輸入の主な流れを説明しました。

1つは主に輸出者側の国で行われること。

今回は主に輸入者側の国で行われることです。

 

では、もう一度、最後のおさらいをしましょう。

 

 

輸出者側の国で行われる 

  1. 売買契約
  2. 荷物の出荷後
  3. 荷物の受け取り前

 輸入者側の国で行われる 

1. 船積書類受け取り後

1. A/N の受け取り

2. フォワーダーさんへ通関依頼 

3 B/Lは船会社、D/Oはフォワーダーへ

4. 輸入許可 

5. トラックで納品   

 

 

 このように輸出側の国で行われることと、輸入側の国で行われる2つのことに分けると

覚えやすいですし、何より貿易を理解することが可能になります。

何度も何度もこちらの動画を見ていただけるのもとても嬉しいので、ぜひ何度もチェックして貿易全体の流れを掴んでいただけたらと思います。

 

では今回は、輸入貿易の流れその2についての動画でした。

ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではではこの辺で。

 

 

 

輸入貿易の流れ その1 モノ・カミ・カネの流れとは?

みなさん、こんにちはふみです!

 

さて今回は、そもそも貿易って一体何なのか?ということで貿易の流れについてお話ししたいと思います。

 

貿易業務をやったことない方、経験したことない方にとっては、貿易自体を把握しづらいかと思います。なので今回は貿易取引の全体像をざっくり見ていきましょう。

 

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では今回お話しする内容はこちらです!

 

  1. 貿易取引の仕組み モノ、カミ、カネとは?
  2. 輸入貿易取引の流れ

 

 

まず基本的に貿易というのは外国の相手とモノ(商品)やサービスの売り買いの取引をすることです。外国に商品を売ることを輸出、外国から買うことを輸入といいます。

 

歴史を遡ると日本は戦国時代からもポルトガルと貿易をしていんたんですね。昔のことを考えると、船も丈夫ではないし、飛行機もない時代、さらに今のように安全ではない状態で貿易取引をしていたと考えるととてもすごいですよね。

 

今では日本は世界中の国と取引を行っています。

 

皆さんは貿易と聞いてどのようなやり取りが行われていると思いますか?国と国との取引といえど、取引をしているのは私たちメーカーや商社などの民間企業、また個人の方などが行い、外国との経済を支えているんですね。

 

そんな今では欠かせない外国との商売についてまた今回は、輸入貿易の流れをお話ししていこうと思います。

 

ではまずは貿易には欠かせない3つのワードについてお話しいたします。

 

「モノ」カミ」「カネ」

 

 

この3つのワードが、貿易取引を説明する時に、一番便利な言葉なんですね。

貿易取引をする時はこの3つの事が外国間を行き来する事で成り立っているんです。

 

簡単にここでまとめると、「モノ」を買う前に、書類「カミ」を外国間でやり取りし、最後に「カネ」お金を支払って、「モノ」が届くという流れになっております。

 

では一つずつ説明していきます。

 

モノについて

まずこのモノというのは商品でもサービスでも、取引をする全てのことを「モノ」と呼んでいます。貿易はこの「モノ」を外国間でやり取りしていくので、これがないと何も始まらないわけなんですね。

 

日本は海に囲まれた島国なので、コンテナ船という大きな船でモノを運んだり、飛行機を使ってものが運ばれています。

 

大陸国間同士だと、船ではなく鉄道を使った方法もあります。

現代社会、24時間今でもこの「もの」は世界中を飛び交って外国との経済を繋いでいるんですね。

 

カミについて

次にカミです。カミというのは貿易取引に必要なインボイスやパッキングリスト、B/L、L/Cなどの書類のことを指します。貿易は扱う書類がとても膨大で、何をするにも書類が必要です。

 

契約を交わすのにも、お金を支払う時も、またモノを受け取る時も全てこのカミ、書類が必要なんですね。

 

海外は文化や言語が違うため、外国間の取引は日本での買い物とわけがちがいます。慎重に取引を成立させるために、1つ1つのやり取りも細かく手続きする必要があるんですね。

 

またそれぞれの書類には雛形が決められておらず、いろんな見た目の書類が世界中で使われています。弊社でも30~40社以上の会社と取引をしていますが、これ1つと言って同じフォーマットの書類を見た事がありません。

 

フォーマットは各会社、おのおの独自で作られている場合が多いんですね。

 

ただ最近ではそれを捌くのが大変だということで今ではある程度の書類を統一し、電子化する動きも出ているくらいです。

 

カネについて 

最後にカネです。カネはそのままの意味でお金のことを指します。商品やサービスを売買するのですから、お金のやり取りは当然必要ですね。

 

貿易の場合はスーパーでお買い物をするという簡単なモノではないため、海を超え、会ったことの無い人間が働く会社へお金を送金したり、その会社からお金を受け取る時は簡易的なやり取りではなく、書類や銀行を使用した緊張感のあるやり取りになるんですね。

 

次に、貿易取引の流れをご説明いたします。

 

さてこの3つのことはどのような流れで取引されているのでしょうか。

貿易の全体像を把握するにはこの3つがどのように動いているのか知るのが一番重要です。これからその具体的なやり取りを紹介したいと思います。

 

まずよく貿易実務の本に書かれている図を見た事があるでしょうか?

これはわかりやすいようでわかりにくかったりもしますよね。

なので、今回は私なりに流れを3つの項目に分けましたので、こちらをご覧ください。

 

  1. 売買契約
  2. 荷物の出荷後
  3. 荷物の受け取り前

 

1つの貿易取引を分けるとこの3つの区間に分ける事ができるんですね。

貿易取引は長いスパンを掛けて行う事が多く、外国からモノを輸出して受け取るまでのやり取りを終結させるまでかなりの時間を要します。

 

また今回は、船積み書類を工場から受け取るまでのところまでです!

そのあとはその2で解説いたします!

 

ではある取引を例にして実際のやり取りを見ていきましょう。

簡単に登場人物をここで紹介します。

 

1、ふみ
2、パンダinc
3、通知銀行
4、中国銀行
5、東京銀行

 

この5つの会社で説明させていただきます。

早速見ていきましょう。

 

 

1.売買契約 

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ではまず、契約を成立させるところからスタートしましょう。

例として株式会社ふみは中国のパンダincと契約をします。全ての取引条項、サンプル、価格、その他確認事項をお互いに全て承諾した上で、パンダのぬいぐるみ10万個のオーダーを成立させました。

 

契約を成立させるには契約書にサインをすることで完了いたします。

この書類が先ほど出てきた「カミ」の1つです。ここで最初の「カミ」が出てくるんですね。これにサインをすると契約が成立ということになります。

 

さて、パンダincは株式会社ふみと初めての契約なので、初回の取引は少し不安です。お金の支払いはとてもセンシティブですよね。

 

初めての取引で信用がない株式会社ふみは、お金をちゃんと払うことを保証するL/Cと呼ばれる「代金の支払いを保証してくれるカミ」を取引先の東京銀行に発行依頼します。

 

この信用状というカミは「ちゃんと荷物を出荷した後、絶対にお金を払いますよ」という信用を作るためのカミです。専門用語ではL/C(レターオブクレジット)と呼ばれているもので、

外国間で安心して支払いを済ませるための書類です。これが2つ目に登場するカミなんですね。

 

契約後に行われる信用状の手配はこのような流れで行われます。

 

株式会社ふみ→東京銀行→中国銀行→パンダinc

 

まず、株式会社ふみは取引銀行である東京銀行に信用状を発行してもらい、東京銀行から中国の通知銀行にL/Cの発行を通知します。

 

補足ですが、この通知銀行というのはL/Cを通知するための銀行なので、三菱銀行やみずほ銀行など名前があっても、ここでは単に通知銀行と呼んでいるだけです。

 

通知銀行が必要な主な理由は、詐欺を回避するためです。通知銀行は必ず信用のある大きな銀行で、コルレス契約という国際間でお金の送ったり受け取ったりする際に必要不可欠な契約がしてある銀行でないといけません。

 

実はL/C決済は一部で詐欺が横行していたりもするのですが、このコルレス契約をしている銀行は発行されたL/Cが本物かどうかを見極めるための設備(暗号コード)が備わっていますので、安心して取引をする事ができるんですね。

 

その通知銀行からきたL/Cをパンダincの銀行(中国銀行(仮名))からパンダincへ信用状が発行されましたよという連絡を入れるんですね。

 

ここで銀行が3社出てきました。少しやり取りが複雑ですがこれで貿易取引の契約までが終了です。ここでは契約書と信用状の2つの「カミ」の流れしか出てきません。

   

 

2.荷物の出荷後

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続いて少し早いですが、パンダぬいぐるみ10万個を全て生産をし終わったという体で、話を進めましょう。

 

ここでようやくモノが登場します。一番の主役ですね。

 

商品の船積み船価証券B/Lの発行→手形・船積書類の買取を依頼 買取代り金の支払い  

 

商品の船積みをした後、パンダincにB/Lを発行してもらいます。B/Lというのは、この商品は私たちのモノですよという証明するためのカミでしたね。 

 

さて次に、ここでパンダincは日本ではなく、取引先である中国銀行へ代金の請求書として為替手形と船積書類を渡します。実は先に国内銀行からお金を入手できるのがこのL/Cの特徴です。ちなみに為替手形が中国銀行がパンダincへお金を支払ったという証明になりますので、この手形がないと中国銀行は日本の銀行へお金の請求ができないことになっています。ここでは証明のため必ず手形が必要なんですね。

 

中国銀行は通知銀行経由で日本から信用状をもらってますので、その手形などの書類を確認したあとパンダincへの代金をすんなり立て替えてくれます。L/Cの契約を交わしており、中国の銀行は日本からお金をちゃんともらえる保証があるので、先に中国の銀行へお金を支払うことを快く行ってくれるんですね。

 

ここで、モノとカネも登場しました。あとは荷物を受け取るだけになります。

 

3. 荷物の受け取り前

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手形・船積み書類を送付 →手形を株式会社ふみへ呈示 →代金を支払う→船積み書類の交付 →立替金の送金→B/Lの呈示→貨物の引き渡し 

 

さて最後に荷物を受け取る前に何が起こるのでしょうか。

 

中国銀行は代金を立て替えたので、東京銀行にお金を払って欲しいと頼むために、先ほどの「手形」と船積書類を送ります。この手形が中国銀行はすでにパンダincへお金を建て替えましたよという証拠になるんですね。

 

それを受け取った東京銀行はその手形と船積書類を株式会社ふみへ流します。

そして株式会社ふみはその手形を確認して、パンダincさんのものと確認し船積書類と引き換えに、日本の銀行へ代金を支払うことになります。そのお金が東京銀行経由で中国銀行へ入金される仕組みになっています。

これでパンダincにとっては商品も無事に出荷し、代金も安心して回収する事ができたわけですね。

 

船積み書類が手に入ればあとは日本側の手続きのみになり、いつも通りにフォワーダーさんとやり取りを行い、商品を入手する流れになります。

 

これで、貿易の流れの説明はひとまず終わりです。

 

 

このように一気に全体を覚えるのではなく2つ3つに分けて、それぞれ「モノ」カミ」「カネ」どのような動きをしているのかを把握するのが理解への近道になるんですね。

 

 最後にもう1度おさらいのために流れをまとめましたのでご覧ください。

 

 

1. 売買契約に行われるのは 

「カミ」 = L/C (信用状)


2. 荷物の出荷後に行われるのは
「モノ」= 商品の船積み
「カミ」= B/Lと為替手形
「カネ」= 銀行からの立替金


3. 荷物の受け取り(直)前に行われるのは
「カミ」= 為替手形・船積み書類・B/L
「カネ」= 株式会社ふみから国内銀行への送金・国内銀行から中國銀行への送金 

 

モノを外国から買い受け取るまでにはこのような手続きがお互いの会社、銀行間で行われており、顔も見えない海外相手と売買をするのは本当に大変なんですね。

 

しかし実務では信用のある会社とでは、複雑なL/C決済は行わずもっと簡単なT/Tという電信送金でやり取りを行うこともよくあります。T/T送金は簡単にいうと、ネットショップで買い物をするように、会社から直接、相手先の銀行にお金を振り込む方法です。

 

これは銀行間で行われる手続きを省略する事ができるので、長年ずっと一緒に仕事をしている信用のある会社とはこの方法で決済を行うことも多いんですね。

 

では今回は、貿易の流れについての動画でした。

ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではではこの辺で。

船積み書類パッキングリストの役割とは?実務でパッキングリストのチェック方法を大解説!

みなさん、こんにちはふみです!

 

さて今回はパッキングリストについてお話していこうと思います。

パッキングリストはインボイスと並ぶ、輸出入にとっては欠かせない書類です。

 

パッキングリストも会社によってフォーマットがまちまちですよね。また貿易実務に関しての本をみると、これもインボイスと一緒で、情報が膨大です。

 

ということで今日はそんなパッキングリストのチェックポイントをお話ししていきたいと思います。

 

では、今回お話しする内容はこちらです!

  

  1. パッキングリストの役割
  2. パッキングリストの見方

 

 

 

インボイスと同様にこちらの2つについてお伝えしたいと思います。

 

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パッキングリストの役割

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ではまずパッキングリストの役割についてお話しします。

パッキングリストは荷物の梱包明細書のことです。どの商品がどのカートンに入っているかを記してあり、それぞれのカートンに入っている商品の個数、商品の重量、カートン全体の重量そして、カートンのサイズ、またこの貨物がどの船に積載されているのかが、詳細に書かれています。

 

この書類がないと、なんの商品がどのカートンに入っているかが分からず荷物を受け取った側が混乱してしまいます。

 

またこの書類は荷物を受け取る輸入者だけが見るものではありません、フォワーダーさんも通関という作業をするためにこの書類は必要であり、また港で働く人や倉庫で働く人もどのような商品でどんな大きさの荷物がどのくらい入ってくるのかを把握するためにもチェックする必要があるんですね。

 

そのため、できるだけパッキングリストは誰がみてもわかりやすいように書くことが良いとされています。

 

次にパッキングリストを実務でチェックするときのポイントを抑えましたので、みていきましょう。インボイスと同様に全体を把握しなければいけないものですが、重要な部分をピックアップしましたので、こちらをご覧ください。

 

1.会社名、住所

2.日付とインボイスなんばー

3. 船の情報

4. 商品名、個数、重量、大きさ

5. ケースマーク

 

 

 

1.会社名と住所

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まずは会社名と住所ですね。これはインボイスと一緒で必ず書かれていないといけません。どの商品がどの国から来てどこに行くのかは前回の動画でもお話ししたように重要です。ここも抜けていたら追加し、しっかりと書いていればインボイスの時と同じようにそれぞれの会社名と住所のスペルをチェックしましょう。

 

2.日付とインボイスナンバー

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次に日付とインボイスナンバーです。インボイスの時と説明がかぶってしまいますので、簡単に説明しますとこの日付とインボイスナンバーはお互いの書類の紐付けするために一緒に送られてくるインボイスと同じものでないといけません。

このように紐付けをしないとこのリストに書かれている荷物とインボイスのものとは違う荷物として扱われてしまうからなんですね。

ちなみにパッキングリストに書くからと言って、このナンバーはパッキングリストナンバーとは言わずにインボイスナンバーという名前で統一されています。

 

3. 船の情報

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次に船の情報です。これは書かれていないパッキングリストも多く見受けられますが、あった方が情報を管理するときに便利です。どの船に乗り、どこの港からいつ出港されて、そしてどの港にいつ届くのかという情報はいわゆる荷物のトラッキング情報として、追跡する事ができるからですね。

船の情報は、このような感じで書かれており船の名前も面白い名前もあるので、見てみると楽しいかもしれません。

また、港や倉庫で働く人にとっても、貨物の船情報を把握できた方がスムーズに倉庫での仕分けや入力作業ができるんですね。

自分たちがわかっているからいいやということよりも誰かのためになると思って書類造りをすることは大事なんですね。

 

4. 商品名、個数、重量、大きさ

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次に商品についての情報です。ここもインボイス同様、一番重要な部分です。

まずは商品名と数量はかならず、インボイスと一緒の商品名で統一します。これは当然ですね。違う名前にしてしまうと、違う商品なのですか?と思われてしまうからです。

しっかり同じ名前で、記載しましょう。

 

続いて、重量です。重量はしっかり目にお話しします。ここで記入される重量は2種類あります。一つはネットウェイト、もう一つはグロスウェイトです。

ネットウェイトというのは、その貨物の商品だけの重さのことです。要するに梱包資材の重さは含めない商品だけの正味重量ということですね。 次にグロスウェイトは商品と梱包資材も含めた全体の重さのことをいいます。

 

NW =正味重量

GW =全体重量 

 

さてこのネットウェイト ですが、どうしてネットウェイトが必要なのでしょうか?

 

運賃を決めるだけなら、グロスウェイト、貨物全体の重さだけで十分です。なのにパッキングリストには商品だけの重さも記入します。

なぜ記入しなければいけないかという理由は主に3つあります。 

 

1、単純に通関で必要

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通関で税関に申告を行う際には、品目の分類ごとに商品だけの正味の重量(NET WEIGHT)が必要になってきます。

 

通関は、全ての「もの」を国へ登録していくという作業でその作業をするに当たって1個1個それぞれの情報が必要なんですね。

 

名前、価格、重量、素材など詳細が求められているため、ネットウェイトの記入が必要になってきます。

 

2、ネットウェイトを書くことで通関申告の不正防止になるため

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例えば、一般的なサイズのぬいぐるみを輸入したとしましょう。大体50gくらいのものが50個1つのカートンに入っているとして、全体のネットウェイトは2.5kgsですよね。

 

ですが、もしパッキングリスト上の重量が30kgsとなっていたら、通関にひっかかかる可能性がとても高いです。

 

税関が実際に商品をみてる可能性は低いですが、ぬいぐるみと申告されている以上、ぬいぐるみがこんなに重いはずがありませんよね。

 

これが間違いでなければ検査対象になる可能性が十分に高いんですね。

 

重さに関しては嘘をつくことはできません、なぜならばB/Lが作られる時に必ず第3者が貨物の重さを図るからです。

 

ここでこんなに重いのに申告がぬいぐるみと書く人はいないとは思いますが、パッキングリストに正確な荷物の重量を記載することにより、悪い人が悪いことをできないようにする役割も果たしているのですね。

 

 

3、食品届けに必要

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まずは食品届とは何か?を簡単に説明します。

 

食品や食品を入れる容器、赤ちゃん用のおもちゃ、など食品と食品触れるもの、また赤ちゃんが舐めてしまう恐れがあるおもちゃは必ず、厚生労働省指定の検査機関で検査をして合格しないと日本に輸入できないことになっているんですね。

 

例えば、赤ちゃんのおしゃぶりを輸入する場合は必ず、このおしゃぶりを検査し、合格した時にもらう合格証が必要になるんですね。

 

食品届けは通関士さんが申告してくださるので、必要書類を送った後に、通関士さんがそのおしゃぶりの情報を税関へ流してくれます。この時にその1でお話ししたように通関の際にはそれぞれの情報が必要なように、ここでも必ずおしゃぶりの正味重量が必要になります。

 

この3つが主にネットウェイトが必要な理由になるんですね。

 

ここで注意したい点が、2つ目でお話ししたように矛盾が生じない書類を作ることを心がけましょう。

 

全く同じものを輸入するのであれば、それぞれのカートンの重さをチェックしやすいですが、実際あるシチュエーションで、

 

例えばカートンにはAの商品とBの商品、またこのカートンにはA商品のみ、そしてこのカートンにはB、C、Dの商品が入っているという複雑に箱詰めされている場合もあります。

 

そうなってくると、しっかり輸出側で書類を作ってくれているところはいいですが、たまにいい加減に書類を作る工場もあるんですね。

 

そういう時は、Aの商品のネットウェイトが100g、Bが 50gでそれぞれ50個入っていたら、合わせると7.5kgsになります。

 

ですが、このAの商品のみ入っているカートンのネットウェイトが、10kgsと書かれていたら、あれ?なんで重いんだろう?ということになってしまいます。AとBの商品を合わせた方が軽いはずがないからですね。

 

実際に荷物を量っているんだからこんなことにはならないと思いがちですが、実際に書類と実際の重さのズレは必ず起こります。

 

そういう時は書類を修正する必要がありますので、パッキングリストをチェックする時はよくよく矛盾がないように重量をチェックしてみましょう。

 

最後に大きさです。

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大きさはm3、CBM(キュービックメーター)、もしくはCUFT(立方フィート)で記入されています。

 

M3とCBMは読み方が違うだけで一緒の単位ですが、CUFTはあまり馴染みがないですよね。

 

日本はm3が主に使われていますので、CUFTはm3やCBMなどに直す必要があります。

 

これは計算ツールがweb上にあるので、CUFTを入力するだけでCBMとm3が出てきます。このような便利な機能は躊躇わずに使いましょう。

 

ここも重さと同様に、B/Lに記載されている大きさと異なっている場合がとてもよくあります。ここもB/Lと同じ数値でないと違う貨物とみなされ、輸入ができませんので、修正が必要になるんですね。

 

税関の担当者さんによっては、コンマ単位で合わせて欲しいという方もいるので、カートンサイズを細かく計算してB/Lのm3にしっかり合わせる必要があることも多いんですね。

 

 

5、ケースマーク

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最後にケースマークです。

ケースマークもデータとして添付しない工場も多いですが、ケースマークは添付するとあとで書類を見返す時にとても便利です。これは通関には必要ありませんので、輸出者と輸入側の管理用としてつける事が多いものです。

 

この貨物にはなんの商品がいくつ入っていているかはパッキングリストに文字として書かれていますが、視覚的に画で捉えた方が人間は見やすいんですね。

 

なので、ケースマークのイメージをパッキングリストに添付するのはとてもありがたいし、便利なのです。

 

なので書類をチェックする時も、ケースマークがついていなければちょこっとイラストを挟むなどしてもいいかもしれませんね。

 

さて、今回はパッキングリストについてお話ししました。

インボイスと同様にしっかり全体をチェックする必要がありますので、時間をかけてゆっくり丁寧に確認していきましょう。

 

では今回はパッキングリストについての内容でした。

ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではでは、この辺で。

 

船積み書類インボイスの役割とは?実務でインボイスのチェック方法を大解説!

みなさん、こんにちはふみです!

さて今回は、貿易事務員が毎日目にするインボイスについてお話ししたいと思います。

 

では今日お話しすることはこちらです!

 

  1. インボイスの役割 
  2. インボイスの見方

 

 

今回はこの2つについてお話ししていきたいと思います。

よく貿易実務検定に出てくるインボイスの見本はとても細く書いてあり、みづらいですよね。確かに実際に実務で出てくるインボイスは複雑なものから簡易的なものまで会社によってそのフォーマットが違います。

 

すべてにおいて全体をチェックすることが大事なのですが、

今回はどの部分を特によく見ればいいかをお伝えしたいと思います。

 

www.youtube.com

 

インボイスの役割とは?

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ではまずインボイスの役割をご紹介します。

インボイスは日本語でいう納品書にあたります。まずはインボイスの役割をお話ししましょう。インボイスの役割は大きく分けて4種類ありますので一つずつご紹介していきます。

 

 

納品書としての役割

ではまず一つは納品書、これは荷物を届けましたよという証明の一つになります。

インボイスには商品名、数量が書かれています。

 

日本でも通販などでものが送られてくるときは、商品と一緒に必ず納品書が同封されていますよね。

 

商品の個数や料金など、詳細が書かれている紙が絶対に入っていますね。個人が購入したのであれば商品の返品方法や使用方法など大事な内容が記載されています。

 

海外から荷物が来るときも必ず納品書としてインボイスが送られてきます。インボイスは通関にも必要なのでその商品の詳細は、日本の納品書よりも内容が細かく記されているんですね。

 

請求書としての役割

2つ目は請求書としての役割です。インボイスにはその荷物に入っている全商品の価格も書かれています。このインボイスを渡すことで相手側への請求書にもなるんですね。

 

海外の工場から支払いをお願いされるときは、インボイス1枚を納品書・請求書として送ってくることが多いです。

 

明細書としての役割

3つ目は明細書です。納品書と似ていますが、明細書は実際に納品書にあまり書かれていない商品の金額まで記入する必要があります。

 

海外から送られてくるインボイスは必ずそれぞれの商品の価格が記載されていますので明細書としての機能も備えています。納品書としての意味合いだけであれば、金額は必要ありませんが、インボイスはたくさんの役割を兼ね備えているのですね。

 

見積書としての役割

最後の4つ目は見積書としての役割です。貿易事務をしていると海外の工場からインボイスを見積書として受け取ることがとてもよくあります。

 

そのときはインボイスにprofoma invoiceと書かれています。これはそのままの意味で見積書という意味になります。

 

見積書の場合は、支払い条件、インコタームズ、取引条項、見積もりの期限など、契約書に書いてるような細かい事項も書かれていることが多いです。

 

ですがその見た目はほとんど納品書のようなインボイスなんですね。

 

こちらがその見積書のサンプルです。

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とても細かいですよね。これは会社によって異なりますが、金額や数量なども記載があるので、納品書としても使う会社も多いです。

 

このように、貿易間で使われるインボイスはたくさんの役割を兼ね備えているのですね。 

 

 

インボイスの見方

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次に書類の見方についてお話ししていきます。

今回は実務でインボイスをチェックするときのポイントをお話ししていきましょう。ゆっくり丁寧に説明していきますね。

 

会社によってはフォーマット自体が細かく、支払い条件や会社のルール、貿易の法律まで書かれている場合があり、大変見づらいことがあります。

チェックするポイントをまとめましたのでまずはこちらをご覧下さい。

 

 

  1. 会社名と住所
  2. IVナンバー
  3. 商品名・数量・金額
  4. インコタームズ条件
  5. 原産国

 

 

では早速こちらのインボイスをみてみましょう。

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このインボイスを元に解説していきますね。

 

では一つずつ見てみましょう。

 

1、会社名と住所

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インボイスには荷主と荷受け人の2つの会社名とそれぞれの住所が必ず書かれています。まずは自分の会社の住所と相手の会社と住所が書いてあるかをチェックします。どこから出荷されて誰に渡されるのかは、納品書であれば当然必要ですからね。

 

たまに抜けている場合があるので、なければ追加しましょう。

 

記載されていればそれぞれの会社名や住所のスペルチェックを行います。

 

英語圏であればわかりやすいですが、アジア圏やヨーロッパ圏の会社名や住所は英語ではありますが、各言語独特の書き方複雑で読み方も難しい場合がありますので、ゆっくりチェックしていきましょう。

 

ちなみに私の経験上ですが、多少間違っていても通関には問題はありません。ただやはり間違っているということはよくありませんので、正しいものを記載するようにしましょう。

 

2、日付とIVナンバー

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次にインボイスの日付とインボイスの番号をチェックしましょう。日付は多少前になっていても問題はありません。あまりにもズレている場合は修正が必要ですね。

 

インボイスの番号は輸入者がおのおの指定している場合や、海外工場独自の管理番号になっているかと思います、ちなみにインボイスナンバーがないものもありますので、ない場合はそのままなくても大丈夫です。

 

ただもし記載がある場合は、パッキングリストにも記載する必要があります。なぜかというと、このインボイスとパッキングリストは一緒の商品のものですよ〜という両方の書類を紐付けするためにあるからです。

 

例えば、インボイスの番号が001なのにパッキングリストの番号が002だと、このパッキングリストは本当にこのインボイスのものですか?と税関から指摘が入ることもありますので、必ず同じ番号で統一しましょう。

 

また会社によってはこのインボイスの番号を設けていないところもあります。

その場合はなくても通関はできますが、会社でしっかり管理をしている場合は会社に確認をしてみましょう。

 

3、インコタームズ

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次にインコタームズをみましょう。この取引がどのインコタームズの条件で行われているのかを再確認するためにも条件を再度チェックします。

 

タームズの記載は小さい字で書いてあることが多いです。ここを間違って記入することはないかとは思いますが、FOBなのかCIFなのかそれともEXWの条件によって、どちらが船の運賃を負担するのか、どちらがどこの時点までの危険を負担するのかが決まりますので、とても重要です。

 

またフォワーダーさんに提出する際も、この輸入許可書のところの仕入書価格(invoice価格)の欄が異なってくるため、通関する際に混乱してしまう可能性がありますので、注意しましょう。

 

これは輸入許可書の一部を抜粋したものです。

 

ここの仕入書価格がFOBになっていますよね。ここが間違っていると通関で問題が起こる可能性もありますので、しっかり正しい条件になっているかを確認しましょう。

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4、商品名・数量・金額

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次に商品名・数量・金額ですね。ここが一番重要な部分です。

 

まず商品名は発注書通りもしくは会社で指定している名前かどうかを確認しましょう。

またできるだけどのようなものを輸入するかがわかる名前にした方がベターです。

 

 

これは例ですが、英語にしやすい名前、例えば筆箱であれば pencil caseと書き直せますよね。

 

ですがあるカップを輸入する場合、食器のカップなのか、何かの入れ物なのか、食器であってもどのようなカップなのか、ティーカップかそれとも、器のことなのか、素材はガラスなのか陶器なのか。

 

など商品名はできるだけ詳しく書かれている方が管理する側も通関する側もわかりやすいですよね。ただ単にcupと書いてある場合は、書類を修正する場合もあるので注意しましょう。

 

次に数量です。数量ももちろん例外もありますが発注した数が入っているのかを確認する必要があります。ここで単位も気にしましょう。setなのかpcsなのかで数量が変わる商品もあります。

 

最後に金額ですね。これも場合にはよりますが、発注書通りの金額かどうかをチェックし必ず計算機を使って間違えのないように確認しましょう。

 

金額を間違えてしまうと、通関する際の税金の金額が異なり、多く税金を払ってしまったもしくは少なく税金を払ってしまったという自体にもなりかねません。

 

税金の過少申告は処罰がある場合もありますので注意しましょう。

ちなみにここの部分、英語で金額を書いてある場合もあります。

 

ここですね。ここもよく間違えてよく修正をお願いされたりもしますので、正しい金額が記載されているかを確認しましょう。

 

5、原産国

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最後に 原産国です。原産国の表示は義務ではありませんが 、近年は厳しくなり商品のパッケージなどにも記載を求めています。

 

基本私の会社では全ての商品に生産国を印字していますが、例えば富士山が描かれた扇子などを輸入する際は、見た目がかなり日本風ですよね。

そういう日本で作られているというイメージがあるものは、パッケージには必ず原産国を表示しなければいけません。

 

これはなぜかというと購入者に誤解を招くからなんですね。日本製かと思ったら他国で作られたものだったという誤認を防ぐためにあります。

 

この場合は、商品にではなくインボイスに記載をするわけですが、最近は厳しく、カートンにも印字する必要があることも多くなっています。

 

以上、インボイス見方についてご説明しました。

条件や法律なども書いてあることも多いので基本的には全体を見る必要があるのですが、この5つをみてから細かい部分をチェックするとスムーズに全体を確認することができますので、時間をかけて丁寧に行うといいですね。

 

 

では今回はインボイスについてでした。

 ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではでは、この辺で。

 

 

航空輸送について エアクーリエとは? その2

みなさん、こんにちはふみです!前回は航空輸送その1についてのお話しをしましたが、今回はその2ということでエアクーリエについてお話ししたいと思います。

 
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では早速本日、お話しする内容はこちらです。

 

  1. エアクーリエとは?
  2. エアクーリエの航空運
  3. エアクーリエでの輸送の流れ

 

 

前回はフォワーダーさん経由で輸送する方法をお伝えしましたが、DHLやFEDEXなどのエアクーリエを利用する方法をお伝えしようと思います。

 

エアクーリエとは

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ではまず貿易の間で呼ばれるエアクーリエとは国際宅配便のことを指します。日本の会社でいうと佐川急便やヤマト運輸をよくご存知かと思いますがその海外版と想像すればわかりやすいですね。

このエアクーリエは世界をまたにかけて、ありとあらゆる場所へものを運んでいて世界で有名なエアクーリエといえば、DHL、FEDEX、UPSなどが挙げられます。

 

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彼らは自分たちで飛行機を持っていて、荷物の受託、通関、輸送、配送まで全て自分の会社で一貫して配送サービスを行っている会社なんですね。こういう一貫して自社で物流を行うことをDoor to Doorといいます。私たちはドアドアと呼ぶことが多いですね。

 

このドアツードアのシステムはとても便利で私たち荷主からしたら、一番楽で簡単な手続きだけですむんですね。この輸送方法についてはあとで述べていこうと思います。

 

 

エアクーリエの航空運賃

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では次にエアクーリエの航空運賃についてご紹介いたします。

航空運賃に関してはDHLさん料金表を模したものを参考にしていきたいと思います。

 

 

この料金表を見てもらうと区分1~9までありますが、これは配送先の国によって料金が異なっているんですね。

日本から近ければ安く、日本から遠ければその分値段が高くなります。

 

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ここで表をみてもらうと、1kgずつ料金が増えていっていますね。(10kgsまでは0.5kgsずつ値段が増える。)これは見ての通り、航空運賃は「重量」を元に運賃を算出します。

これは文字通り貨物の重量だけで料金が決まっているわけではありません。

航空輸送その1でお話しした通り、この重量は実際の貨物の重さと貨物の大きさを元に設定されているのですね。

 

では詳しくお話ししていきましょう。

 

この重量には2つの意味があり、それぞれ実重量と容積重量に分かれます。実重量はその名の通り、実際のカートンの重さです。単純に運ぶ荷物をそのまま重量計にのせて出てきた重さですね。

 

次に容積重量は、あまり馴染みのないワードですよね。この容積重量とはカートンのサイズから算出した重さです。少し詳しく説明しましょう。

 

航空輸送についての動画その1でお話ししたように、飛行機はスペースや重量の制限が厳しいので、航空運賃を決めるときは、その貨物の容量(スペース)を重量に見立てて計算するやり方をとっているんですね。

 

計算方法は決まっていて、公式を書いおきましょう!

 

たて x  横 x  高さ cm/ 5000 cm3 = 容積重量

 

これはすべてcmで計算します。ちなみに会社によってこの5000cm3もしくは6000cm3になりますのでご注意ください。これにより、容積重量が計算できるんですね。

実際の重さとこの容積重量を比べてみて重い方の料金が適用されます。

  

ではではここで例題を出しましょう。

 

例題)

内容 : ポリエステル製の扇子

カートンサイズ : 30x40x50cm

実重量 : 6kgs

箱数 : 2箱

 

このような商品を中国からDHLを使って運ぶとします。 

 

このような貨物を輸入する場合はこうです。まずは航空運賃を計算しましょう。

実際の重さは6kgsですね。しかし貨物は2カートンありますので全体で12kgsの貨物になります。これで実際の重量の計算は終わりです。

 

続いて容積重量を計算してみましょう。

計算式はこのようになります。

 

30cm x 40cm x 50cm ÷ 5000 = 12KGS

 

これが容積重量です。計算するとこの貨物のサイズであれば12kgsとして飛行機に積見込むということになるんですね。 

 

さてここでこの貨物は2個ありますよね。こちらも複数ある場合は12kgsの貨物が2個あるというふうに単純に考えてOKです。なので12x2は24kgsなので、合計24kgsになります。

 

2箱 x 12kgs = 24kgs

 

ここで実際の重量と比べてみると、24kgsの方が重いですよね。

そうなるとこの航空運賃はこの24kgsのところを見ればOKです。

 

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ここですね。運賃だけで43270円かかるということになります。

たった2カートンでこのお値段はとても高いですよね。

 

この前ご紹介した海上運賃コンテナ船のお値段は1万円~4万円でたくさんの荷物を積むことができますが、航空運賃はとても割高なんですね。

 

ですが、これは一般料金ですのでDHLさんにももちろん法人契約をすることが可能です。物によっては断然、航空運賃の方が安いこともあります。航空輸送するときはそれぞれエアクーリエの営業の方へ確認をしてみましょう。

 

このように飛行機は重量とスペースが限られている分、航空料金がとてもシビアになっています。この料金設定はバランスの取れたよくできている料金体系なんですね。

 

この容積重量がどうして必要なのかの詳しい説明は航空輸送その1をご覧ください。 

youtu.be

 

エアクーリエの輸送の流れ

 

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最後に航空輸送の流れについてお話ししていきます。

エアクーリエを使用した輸送は荷主、また輸出者にとってはとても便利な方法です。

 

では流れをまとめましたのでご覧ください。

 

web予約

荷物の受託

輸送

通関

受け取り

 

エアクーリエを利用する際は、フォワーダーさんを介すことはありません。

輸出する側がエアクーリエに連絡をとるだけでOKです。

 

そのままwebもしくは電話で貨物の情報、荷物の受託先、配送先を情報を伝えて、INVOICEまた必要であればパッキングリストを用意します。

 

 

予約が完了すればエアクーリエの配送トラックがきて、荷物を預かりそのまま早ければ当日の飛行機に載せてもらって輸送されます。本当にあっという間なんですね。

 

参考にある貨物のトラッキングをみてみましょう。

 

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これは2019年3月14日火曜日に発送された貨物が翌日の15日の13:38に届いています。

ここをみてみましょう。7番に通関が始まり、10番で通関が終了しています。

 

航空輸送で貨物を通関する際は、エアクーリエにも通関士さんが在籍していて通関がすぐに終わることが多いです。私の会社では1件あたり大体2時間弱で通関されて、納品先へ配送になります。船便の場合は通関時、税関からよく質問がきますがエア便は貨物の量などが少ないことが多いので簡易通関の場合が多く、とても早く通関が終わることが多いです。

 

また出荷から納品までを見てみるとなのに他国から1日で届くなんてすごいですよね。日本国内でものを送るときを考えてみると、東京からものを送るときは、北海道や九州、沖縄には2日間かかります。迅速すぎていつもびっくりします。

 

最近はコロナの影響で飛行機の便数が減っていたり、

人手不足などの影響で数日遅れることもありますですがそれでも全然早いのでエアクーリエにはいつも感謝ばかりです。

 

もし何か急ぎの貨物で少量の貨物があった場合はエアクーリエを検討してみるといいかもしれませんね。

 

以上、今回はエアクーリエについてお話しさせていただきました。

ご参考になれば嬉しいです。

 

ではでは、この辺で。 

 

画像は下記のサイト様からお借りしました。ありがとうございます!Thank you!

DHL さま

DHL | エクスプレス | 日本語

FedEx さま

国際宅配便・海外運送はFedEx(フェデックス)| フェデックス 日本

UPS さま

グローバル出荷・物流サービス | UPS-日本

 

 

航空輸送の特徴・貨物機とは・フォワーダーさん経由での輸送について その1

みなさん、こんにちはふみです!今日は航空輸送についてお話しをしたいと思います。航空輸送とはその名の通り、飛行機でものを運ぶ方法です。

 

現代におけるものを運ぶ方法は海上輸送だけではありません。

迅速でかつ安全な航空輸送の需要もとても多くなっています。

 

そこで今日は航空輸送についてまとめましたので、お話ししたいと思います。
航空輸送はフォワーダーさん経由で輸送する方法や、DHLやFEDEXなどのエアクーリエを利用する方法などがありますが、今回はフォワーダーさん経由での輸送についてをお話ししていきます。

 

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ではまずはじめに、航空便の特徴についてお話しいたします。

 

航空便の特徴その1 : 圧倒的な早さ

航空便の特徴は主に2つあって、1つ目はもちろん、その早さです。

外国から日本まで何日もかかる船とは違って隣国などであれば、航空便は1日で到着してしまうから驚きですね。私の取引先の中国は最短で1日で日本に到着しますし、インドからも香港やマレーシア経由で3,4日で東京に到着してしまいます。

 

すごいですよね。

 

どうしてこんなにも早く納品ができるのか、という理由は飛行機自体が早いからだけではありません。そのほかにも貨物を迅速に到着させることができる理由があるんですね。理由は後述いたします。

 

航空便の特徴その2 : 航空運賃が高い

続いて航空便の特徴2つ目は航空運賃の高さです。

前回は海上運賃についてお話ししましたが、一度に大きなボリュームを運べるコンテナ船と比べ、航空運賃は飛行機への搭載スペースが限られている分、コンテナ船の運賃と比べて、 値段設定が細かく決められていて、割高なんですね。

 

この割高になってしまう理由を少し掘り下げてみましょう。

 

飛行機1つで運べる重量やスペースはコンテナ船などに比べて、かなり少なくすぐに限界がきてしまいます。

 

このような厳しい条件下ですと、運賃の値段設定も単純にすることができません。


例えば、スペースを全く考えずに貨物の重量のみで飛行機の運賃が決まってしまうと、重くて小さい貨物の方が、軽くてスペースを大きくとる貨物より料金が高いということになってしまいます。これだと重い貨物を運びたい荷主にとって不公平になってしまいます。

 

それに航空会社さんにとっては、軽くて大きいものが多ければ多いほど、その軽くて大きいものに飛行機全てのスペースを占領されてしまい、さらに軽ければ軽いほど運賃が安いので、収入が減ってしまうという事態が起こってしまいます。

 

こういう問題を防ぐために、航空運賃は、実際の貨物の重さ貨物の大きさの2つの要素を組み合わせて料金を決めているんですね。(※別記事で紹介します!)

 

さてここでこの1つ目と2つ目の特徴を考えた上で、航空便を使って運ばれるものにはどんなものが多いのかというと、この3つの要点にまとめられます。

 

  1. 急ぎのもの
  2. できるだけ小さいもの
  3. 高い運賃を支払ってでも仕入れたい価値の高いもの

 

が挙げられるんですね。

 

具体的には、生鮮食品、パソコンや電子機器、貴重な美術品、時には動物を輸送します。このように価値の高いものや食品のように足が速いもの、また比較的振動が少ない飛行機で、安全に運びたいものが多いんですね。

 

ですがさらに服などの衣料品も運ぶことが多いんです。衣料品は柔らかいし、ダメージを受けることが少ない、しかも腐るものでもないですよね。

 

ですが、衣服にはトレンドがあり、2〜3週間も船でゆっくり運んでいたらあっという間にそのトレンドが終わっていたなんてこともあるんですね。ファッションは売り時がとても敏感で、人々が作る旬に左右されているので、航空便で手配されることがあるんですね。

 

 

航空機について

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では、次に少し航空機についてお話しします。

 

航空機でものを運ぶということを想像できる方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、航空機でものを運ぶ時にどこに荷物をいれるんだろう?と疑問に思う方もいるかと思います。

 

実は私たちが載っている旅客機にもちゃんと貨物室があり、貨物を運ぶことが来ます。

その貨物室は私たちが座っている座席の下にあります。

 

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意外にも座席の下にはスペースがあり、ここに荷物を詰めているんですね。

 

基本的には貨物は主に旅客機ではなく、貨物機で運びます。

貨物機の場合は、座席部分も全て貨物室になっている飛行機なんですね。

 

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これはANA cargoさんの貨物機 (777F)です。

最大で102トンの貨物を運べるから驚きですね。

ちなみに貨物機には窓がほとんどありません。荷物は外を見る必要がないからです。

 

荷物を飛行機に搭載するときは必ずこの

 

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コンテナ

 

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パレット

 

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ULD(ユーエルディー)

 

と言った航空貨物専用のコンテナやパレットなどに貨物機の担当者さんが貨物を詰め込み、飛行機に搭載してくれるんですね。

 

ちなみにこのコンテナのサイズの規定により、設備にもよりますがあまりにも大きいな貨物、大体高さ150cmくらいのカートンは積込を拒否されることが多いので注意をしましょう。

 

 

フォワーダーさん経由での航空輸送の流れ

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最後に航空輸送の流れを説明にします。

ファワーダーさん経由で行われる航空輸送も海上輸送とほとんど同じ流れで、貨物の情報をフォワーダーさんに流した後に飛行機会社にスペース確保の連絡をフォワーダーさん経由で入れてもらいます。これも船のブッキングと同じ要領です。 

 

ここで貨物を海外工場から飛行場まで持っていくことになりますが、 船便と少し違い、航空便は船ほど何日も前に貨物を倉庫へ入れないといけないという縛りが弱く、航空便の場合は貨物の状態、何を運ぶのかにもよりますが、飛行機が離陸する2~3時間前に全ての手続きを完了すればOKなんですね。

 

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こちらはANAcargoさんのサイトで確認できるカット時間です。

 

最短で2時間前に手続きをすれば、積み込め流なんてとても迅速な手配ですよね。

(※実際の受付時間は各航空会社さんによって違います。)

 

このように先ほどお話しした航空便の特徴でどうして飛行機は早く納品できるのかは飛行機自体が速い以外にも、このような迅速な手続きがあるからも理由の一つなんですね。

 

書類も船で仕入れる時と同じ要領でOKで、工場から送られてくるインボイス、パッキングリストをチェックしそのほかに必要書類があれば、全て揃えてフォワーダーさんに渡すだけです。

 

ちなみに航空便では1つだけ船便と違う「書類」があります。

それはAir Way Billです。Air way billは簡単にいうと運送状のことで、船便で扱うB/Lのようなもので、ここには貨物の情報が載っているんですね。書かれている内容もほぼB/Lと同じです。

 

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Air Way Billに関しては、B/Lと違う部分があり、このAir Way Bilは、B/Lのようなものではあるのですが、荷物を運送しますよ~という単なる貨物の運送通知書で、海上で輸送される時に、貨物の受け取りに必要なB/Lのような効力は持ち合わせておりません。

 

これはなぜかというと、航空便は早さが命だからなんですね。貨物を迅速に届けるという一番の目的のためには受け取るための煩雑な手続きを省略する必要があり、このAir WayBillを渡さないと貨物が受け取れないということはなく、簡単なやり取りで貨物をすぐに受け取ることが可能となっています。

 

また、航空便の通関に関してはかなり迅速に対応してくれます。

船で荷物を運ぶ場合は、通関の際、税関さんからよく、商品素材や用途についての質問がくるのですが航空便ですと到着するまで時間も限られているからかあんまり内容を聞かれないことが多いです。

 

たくさんの細かな貨物を捌かないといけないのと、迅速な手配を要求されているので、一つ一つに時間をかけていられないのですね。

 

通関が終われば、船で運ぶ時と同じように予約していた配送車に荷物を積んでもらって指定場所まで納品となります。ほとんど船の場合の輸入と同じ手続きなんですね。

 

以上、航空輸送についてお話ししていきました。

次は航空輸送のエアクーリエについてのお話しをしていこうと思います。

 

では今回は航空輸送の流れについての動画でした。ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではではこの辺で。

 

 

参考URL : 

ANA Cargo | 選ばれる、総合航空物流会社へ

JALCARGO

NCA - 日本貨物航空

物流ハンドブック/AIRWAYBILL記載事項の説明 | 商船三井ロジスティクス

 

 

中国からのコンテナ船について コンテナの種類・海上運賃・就航日数は?

みなさんこんにちは、ふみです!

 

今回は、私の会社における中国からのコンテナ船の海上輸送についてお話ししていこうと思います。

 

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コンテナでものを運ぶと言うことは今では海上輸送では欠かせない輸送手段です。

 

 

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みなさんは、こんな車を道路で見たことがあるのではありませんか?これは海外からコンテナ船で運ばれてきたもの、もしくはこれからコンテナ船に載って輸送されるものなんですね。

私たちの生活の中には食べ物、日用品、身の回り品などたくさんの輸入品に囲まれて暮らしてるんですね、これらのほとんどはこのコンテナで海外からやってくるんですね。

 

身近でありながら詳しく知らないと言う方のために、今日は海上輸送についてのポイントをまとめましたので、お話ししていきたいと思います。

 

 

1、コンテナについて

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まず簡単にコンテナについて簡単にご説明いたします。

 

コンテナと言うのは、前回お話しした通り、何か特別なものでない限り、海外からくる、ものを運ぶために使う大きな入れ物です。海外からくるものは全てこの中に入れて、海上で輸送されるんですね。

 

コンテナにはいくつか種類があって、特殊なものを運ばないかぎり基本的にはドライコンテナと言う一般的なコンテナを使います。

 

そのほかにもリーファーコンテナやタンクコンテナ、オープントップコンテナなどなどあるのですが、特殊なので今回はメインで使用するドライコンテナについてお話しいたします。

 

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このドライコンテナですが、6mタイプと12mタイプがあってそれぞれ日本では馴染みがない単位ですが、20ft、40ftと言う大きさ2つに別れるんですね。

 

弊社では20ftの方をよく使います。

耐久性を上げるために、表面は凸凹していて、これらが荷主が作り上げる製品を入れて、各国の世界を行き来しているんですね。

 

このドライコンテナの容量ですが、数字で言うと32~3m3分の荷物が入ります。これは1立方メートルのカートン、1m3のカートンは、縦横高さが1mずつあるカートンですね。

 

これが大体32個はいると言う計算になりますが、実際はそう言うわけにはいきません。

 

20ftコンテナの高さは大体2m30cmくらいあるのですが、1m3カートンを積もうとすると、ぴったり詰め込むことができません。コンテナの隙間を埋めるようなカートンをテトリスのように作らない限りどうしてもデッドスペースができてしまいます。

 

なので基本的には水でもない限り32.9m3入れることは不可能で、デッドスペースを考えるとカートンのサイズ、形状にもよりますが大体28か29m3入ると言うことになるんですね。これは大きさは違えど40ftでも同じことです。

 

ちなみに、中国では貨物をコンテナに積む人間は工場の人間ではなく、積込専門業者さんがやることがよくあります。

 

わたしの会社ではバラ積みといって形状が異なるカートンをそのままコンテナに積む方法を取り入れていますが、これは実際積む側も、おろす側も大変な作業なんですね。

 

手で一個一個運ばないといけませんので、時間もかかるし辛い作業になってしまいます。

設備があればパレットと言って大きい簀子のようないたにカートンを載せて、落ちないようにカートンをラップでグルグル巻いて積荷を固定する方法がいいのですが、フォークリフトがないとおろすことができませんので、弊社では導入しておりません。

 

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これに関係して中国で気を付けたいのは、彼らはついついコンテナに貨物を目一杯積んでしまうことです。

 

もちろんできるだけ多く運んだ方が、コスパがいいのでデッドスペースがある分空気を運ぶだけになってしまいますので、もったいないのですよね。

 

それはできるだけ輸入コストを下げたい気持ちもわかるのですが、目一杯扉付近まで詰んでしまうと、雨が侵入してくることもあり、貨物に瑕疵ができてしまったり、さらに開けた瞬間荷物が落ちてきたらコンテナはとても背が高いので、大変危ないですよね。

 

安全第一が一番重要なので、いつも海外工場には詰みすぎないように注意しています。

 

 

2、中国の主要港

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次に中国の港についてお話しします。世界には各国に港がたくさん存在していますが、今回は私の取引先メイン国、中国の主要港をピックアップしましょう。

 

中国のメインの港は下記の通りです。

 

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  1. 青島 (アオシマ、チンダオ)
  2. 上海 (シャンハイ)
  3. 寧波 (ニンボー)
  4. 温州 (オンシュウ、ウェンジョウ)
  5. 仙頭 (スワトウ、シャントウ)
  6. 廈門 (アモイ)
  7. 深圳 (シンセン、シェンツェん)
  8. 蛇口 (ジャコウ、ヘビクチ)
  9. 香港 (ホンコン)

北から南までこれら9つの港が中国の主要港です。カッコ内は読み方を参考に書きました。 読み方が複数あるのは人によって、言い方が違うんですね。

 

温州のウェンジョウは中国語読み、仙頭のシャントウも中国語読みです。基本日本語では温州はオンシュウ、仙頭はスワトウと読む方が多いですね。

 

特に上海、香港やシンセンからの輸入はとても多く、2017年の時点で世界のコンテナ取扱量、上海は世界第1位、シンセンは3位となっています。それ以下でも中国が上位を占めているんですね。

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それくらい中国との貿易は世界で盛んなのです。

 

 

 

3、コンテナ船の海上運賃

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続いてコンテナ船の料金 についてご説明します。

 

中国には主要港がたくさんあるので、それぞれから出るコンテナ船の海上運賃は距離や船会社によって違います。今日は平均値として一体どのくらいの相場で費用が掛かるのか参考までにご覧下さい。

 

青島 - 東京    20ft  USD150   40ft USD240
上海 - 東京    20ft  USD120   40ft USD250
寧波 - 東京    20ft  USD180   40ft USD320
温州 - 東京    20ft  USD180   40ft USD320
仙頭 - 東京    20ft  USD170   40ft USD250
廈門 - 東京    20ft  USD130   40ft USD240
深圳 - 東京    20ft  USD120   40ft USD150
蛇口 - 東京    20ft  USD120   40ft USD150
香港 - 東京    20ft  USD90     40ft USD120

  

この運賃表は各会社ごとに異なり、荷主の取り扱い貨物量が大きければ、その分やすく、またフォワーダーさんの営業力にもよって変わっていくんですね。

 

日本円に換算すると20ftは1万円~2万円、40ftは1万5千円~3万5千円くらいの運賃です。

しかもこのお値段は相場でも私の会社は安い方なんですね。 

 

ちなみに海上運賃を知らない方にとってはこれが高いか安いかわかりませんよね。もちろん、各会社ごとに値段は違いますが、簡単に国内陸送と比較をするとこの値段は破格の値段でもあります。

例えば東京から大阪まで10tトラックで、ものを運ぼうとすると料金はなんと8 ~10万以上運賃がかかるんです。それを知ると、大量にいろんな会社の貨物を輸送、また国外間という長い距離を運行している、海上コンテナ船の運賃はとても安く感じてしまいますよね。

 

 

4、 コンテナ船の運航日数

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最後に中国の港から東京港までにどのくらいの日数をかけて船が到着するのかをご紹介いたします。

 

青島 - 東京    5日間
上海 - 東京    3日間
寧波 - 東京    3~10日間
温州 - 東京    3~5日間
仙頭 - 東京    8~10日間
廈門 - 東京    3~5日間
深圳 - 東京    3~5日間
蛇口 - 東京    3~5日間
香港 - 東京    3~5日間

 

定期船、いわゆる一般的なコンテナを運ぶコンテナ船の運航スケジュールは出航日が曜日が各会社で決まっていて早いスケジュールであれば3日間で東京に到着します。ですが実際にぴったりと予定通りのスケジュールで来ることは多くありません。

港での船積みが遅れたり、波が荒れたり、濃霧、災害、各国で起きる政治や問題などで遅れたりすることはしょっちゅうあるんですね。なので就航日数は本当に目安として把握しています。

 

特に夏は台風が発生するので、天気予報をしっかりチェックする必要があり、また冬の日本海は荒れますので、船が遅延することも想定して輸入することが大切です。

 

ちなみにニンボーと仙頭の船は東京まで最大で10日間かかることもあります。似たような港の位置なのにどうして遅いんだろうと思うかもしれませんが、実はニンボーも汕頭もそんなに港が大きいわけではありません。

 

どうしても物量が他の港と比べて少なく、一度ここで船積みしてから大きい港、上海港やしんせん 港などに寄港し、追加で船積みをしてから日本にやってくるため日数が他の港より長くかかる場合があるんですね。

 

以上、中国からの海上輸送のポイント4つについてお話させていただきました。

海上輸送についてお分かりいただけたらとても嬉しいです。

 

ではでは、この辺で。

 

画像参考URL : 

 

https://www.trident-containers.com/45... https://www.shippingcontainersuk.com/... https://www.zaslat.cz/jak-spravne-zab... https://www.alcedistributors.us/servi... https://secteu.com/cuba-and-us-sc-lin... http://www.qyshjh.com/ https://www.usinenouvelle.com/expo/fi... https://www.facebook.com/doortodoorho... https://www.meeberg.com/en/new-produc... https://www.portablespace.co.uk/shop/... https://www.rchobbies.co.nz/tamiya-56... https://jp.one-line.com/ja